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関節リウマチの治療薬について

節リウマチにはどんな治療があるの?

リウマチ治療には大きく分けて4種類あります。

それぞれ特徴があり、リウマチ専門医はこの治療薬を使い分けながら治療を行っております。


1.痛み止め

痛みを抑えるだけの薬です。

リウマチそのものを寛解に導く作用はございません。

しかし、リウマチによる疼痛を除去するということ自体はリウマチにとって非常にいいことなのです。

なぜなら疼痛を我慢すると、ストレスによってサイトカイン(リウマチに悪影響を及ぼす)が増加し、ますますリウマチを増悪させることが知られています。

リウマチ治療の初期で、治療方針が固まっていない時期などは積極的に使用することが望ましいとされています。

一方で、多くの痛み止めは胃潰瘍など消化管に潰瘍を形成する副作用が知られています。

なるべく短期間の使用かつPPI(プリトンポンプインヒビター)などの胃薬を併用するほうが望ましいでしょう。


2.ステロイド

かつては、リウマチ治療というのはこのステロイドしかない時代がありました。

しかし現在、ステロイドにはリウマチによる関節変形を抑制する作用がないことがわかっています。

またステロイド以外に様々なリウマチ薬が登場しており、現在では治療のファーストチョイスとしては使用しません。

また、様々な副作用があることが知られています。

詳しくは、当サイトの「ステロイドの副作用を正しく理解する!」をご参照下さい。


3.抗リウマチ薬

リウマトレックス(MTX)に代表されるのがこの抗リウマチ薬です。

DMARDsとも呼ばれています。

免疫抑制薬や免疫調節薬などがここに分類されます。

特にMTXは現在リウマチ治療で最初に考慮すべき薬であると位置づけられています。

しかし、免疫抑制薬ですので感染症や悪性腫瘍の合併、また倦怠感や口内炎、肝機能障害などの副作用を起こすこともあります。

投与開始されたら毎月採血で慎重に経過を見ていく必要があります。


4.生物学的製剤

リウマチの最新治療です。

この生物製剤の登場によりリウマチの治療は劇的に進化いたしました。

作用は免疫抑制薬に近いものがありますが、よりリウマチのなどの自己免疫性疾患に特化した作用機序であり非常に効果の高い薬剤であるといえます。

やはり注意すべきは感染症です。定期的に医師の診察を受けながら慎重に継続していく必要があります。

詳細は「リウマチの最新治療、生物製剤について専門医が解説いたします」をご参照下さい。



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金子 俊之

金子 俊之

医師 医学博士 専門はリウマチ膠原病。 順天堂大学付属病院リウマチ膠原病内科を経て、現在は墨田区でリウマチ専門診療を行っているクリニックの院長。 現在も週1回大学病院でリウマチの専門外来を担当している。

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