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MTXの副作用を軽減する、葉酸(フォリアミン)少量連日内服のすすめ

MTXはリウマチ治療のアンカードラッグと呼ばれ、治療において非常に重要な薬であると言えます。

しかし、反面倦怠感や肝機能障害、口内炎、食欲不振など副作用が非常に多い薬でもあります。

こういった副作用のためにMTXが内服できない、中断してしまった患者さんがたくさんいらっしゃいます。

上記のような症状は用量依存性(MTXの量が増えるほど症状の発現頻度が増えること)に増悪します。


そこで葉酸(フォリアミン)を使用し副作用の軽減を図ります。


しかし、この葉酸はMTXの効果を減弱してしまう作用もあるので、内服方法にコツが必要です。

一般的には葉酸はMTX内服後24時間~48時間後に内服するのが望ましいとされています。

日本では5mgを週1回内服します。

しかし、アメリカやヨーロッパでは葉酸は連日内服するのがスタンダードのようです。

1mgを連日で内服するのですが、これはあくまでも海外の用量です。

1週間に15mg~30mg内服する量に対してですので日本人の用量では葉酸が多すぎると思われます。

そこで、MTX10mg以上内服していて、フォリアミン追加内服でも嘔気などの副作用がある方には、葉酸を0.3mg~0.5mgの連日投与がおすすめです。

葉酸5mg週1回投与よりもMTXの効果減弱は少なく、また副作用予防の効果は高いと思われます。

MTXをしっかりと増量したい、でも副作用が出てしまう方は一度お試しいただければと思います。




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金子 俊之

金子 俊之

医師 医学博士 専門はリウマチ膠原病。 順天堂大学付属病院リウマチ膠原病内科を経て、現在は墨田区でリウマチ専門診療を行っているクリニックの院長。 現在も週1回大学病院でリウマチの専門外来を担当している。

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