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リウマチの誤診について

リウマチは非常に診断が難しい疾患です。

今回はリウマチの誤診に関してヨーロッパのリウマチ学会でポスター発表があったので解説したいと思います。

 

SAT0108 Misdiagnosis of Rheumatoid Arthritis – The Photography

Ann Rheum Dis 2015;74:689 doi:10.1136/annrheumdis-2015-eular.2532

Poster Presentations

SAT0108 Misdiagnosis of Rheumatoid Arthritis – The Photography

D. Gomez1, G. Saavedra-Martinez2, L. Villarreal3, P. Santos-Moreno1, J. Bello-Gualtero1, V. Giraldo4, P. Martinez4, A. Sanchez4, M. Sanchez4, E. Uribe4, M. Boon4

 

ヨーロッパのリウマチ学会で発表されたポスターです。

コロンビアでリウマチと診断された方4870人を対象に、36ヶ月の追跡調査を行いました。

リウマチ専門医があらゆる角度から精査したところ、本当にリウマチだった方は2096人(60.7%)で、40%は誤診であったというのです。

誤診の内訳として最も多かったのが、やはり変形性関節症です(1108人)あとは、SLEをやシェーグレン症候群による関節痛、「他の疾患」などが挙げられます。

「他の疾患」の詳細な記述はございませんでしたが、おそらくは更年期症候群による関節痛が複数存在していると推測されます。

以上のように、リウマチというのは非常に誤診が多い疾患といえます。

リウマチ専門医でも、診断に苦慮するケースは少なくありません。

コロンビアと日本の医療技術は同じではないので、もちろん日本でこのような試験をおこなっても同じような数字は出ないと思います。

しかし、他の疾患と比較し誤診・・・というか、診断に苦慮するケースというのは多いように感じます。

このようなケースでは、積極的にセカンドオピニオンを活用すべきであると考えます。

 

 

 

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金子 俊之

金子 俊之

医師 医学博士 専門はリウマチ膠原病。 順天堂大学付属病院リウマチ膠原病内科を経て、現在は墨田区でリウマチ専門診療を行っているクリニックの院長。 現在も週1回大学病院でリウマチの専門外来を担当している。

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