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少量の飲酒はリウマチの進展を予防する効果がある

よく外来でリウマチ患者さんに「お酒を飲んでもいいのですか?」と聞かれます。結論から申しますと「少量のアルコールはリウマチに良い」ということが分かっています。また少量の飲酒はリウマチの予防や進展を遅らせるという研究結果もあります。

この記事ではアルコールがリウマチに与える影響や適切な量、飲酒の際の注意事項などを解説していきます。


少量のアルコールはリウマチの発症や進展を予防する

ACR(アメリカリウマチ学会)より、「少量のアルコールであれば、関節リウマチの進展や発症を予防してくれる」との発表がありました。

そのほかにも結果を示す論文は複数あり、どの論文をみても、少量の飲酒はリウマチにいい効果があるとの結論を示しています。


適切な量は?

この少量という量ですが、アルコールで10gとする論文が多いようです。10gとはざっくりビール1瓶もしくはワイングラス1杯程度です。これくらいの量であれば、リウマチの発症や進展を予防してくれるとの研究結果もあります。


飲酒する際の注意事項

注意点は薬を飲んだ日はアルコールを控えるということです。

アルコール、お薬ともに肝臓に負担を与えます。その為、一緒に服用してしまうと通常よりも肝臓への負担が高くなります。特にMTXは他の薬剤と比較し、肝臓に負担がかかりやすい薬剤でもありますので、服用した日のアルコール摂取は控えましょう。


専門医からの一言

ワイングラス1杯くらいならリウマチの進展予防があるというACR[(アメリカリウマチ学会)の発表でした。もちろん飲みすぎは肝臓に負担を与えるだけでなく、逆に関節破壊が進行するという発表もあります。何でも適量使用が肝心です。リウマチの進展を予防するためにあえて飲酒をするようなことはお控えください。


「参考論文・参考URL」

日経メディカル:https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/acr2011/201111/522399.html

金子 俊之

金子 俊之

医師 医学博士 専門はリウマチ膠原病。 順天堂大学付属病院リウマチ膠原病内科を経て、現在は墨田区でリウマチ専門診療を行っているクリニックの院長。 現在も週1回大学病院でリウマチの専門外来を担当している。

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