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生物学的製剤の使い分け、専門医はこうやって使い分ける

現在、生物学的製剤は多数出ております。

しかし、何をどのような理由で使っているのかわからないという声を聴くことがあります。

今回は生物学的製剤の使い分けについて解説したいと思います。

 

大きく分けて

生物製剤にはたくさんの種類がありますが、現在のところ大きく分けて3種類に分類されます。

 

TNF-α阻害薬

レミケード、エンブレル、ヒュミラ、シンポニー、シムジア

 

抗IL-6受容体抗体

アクテムラ

 

CTLA4抗体

オレンシア

 

最初に検討すべき生物製剤は

基本的には、まずTNF-α阻害薬を使用します。

この3種類の中で最も効果的に効く可能性が高いのがこのTNF-α阻害薬だからです。

しかし、あまりTNF-α阻害薬があまり効かない方もいらっしゃいます。

その方には抗IL-6受容体抗体やCTLA4抗体を使用し、効果判定を行います。

効果以外の面でも生物製剤を使い分ける事があります。

 

投与方法

例えば、投与方法です。

点滴(レミケード、オレンシア、アクテムラ)や自己注射(エンブレル、ヒュミラ、シムジア、アクテムラ、オレンシア)、月に1回の皮下注射(シンポニー)などです。

私はその方のライフスタイルに合わせて使い分けをしています。

自己注射ができる方はなるべく自己注射に、高齢や手関節の変形で自己注射が難しい方は点滴や皮下注射などを選択するようにしております。

 

それ以外にも

JIA、若年性特発性関節炎に引き続き成人でRAを発症している方

抗IL-6受容体抗体アクテムラが効果的と言われております。

 

抗CCP抗体がすごく高い方

CTLA4抗体オレンシアが効果的と言われています。

 

基礎疾患のある方や高齢の方、その他リスクの高い方

マイルドにきく抗IL-6受容体抗体アクテムラやCTLA4抗体オレンシアが安心です。

 

妊娠希望、妊娠されている方

FC部を持たないTNF-α阻害薬シムジアが安全とされています。

また、シムジアが発売される前は妊娠=TNF-α阻害薬エンブレルでした。

エンブレルも胎盤通過性が低く、妊娠には比較的安全に使用できる生物学的製剤です。

 

以上のように、リウマチ専門医はケースによって生物学的製剤を使い分けています。

 

 

 

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金子 俊之

金子 俊之

医師 医学博士 専門はリウマチ膠原病。 順天堂大学付属病院リウマチ膠原病内科を経て、現在は墨田区でリウマチ専門診療を行っているクリニックの院長。 現在も週1回大学病院でリウマチの専門外来を担当している。

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